冬の血圧

冬は血圧が上がる傾向があります。

気温が下がることや塩分の摂取量が増えることが原因といわれていますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。

ただ、東日本大震災後に被災した住宅にそのまま住んでいた人と、仮設住宅に住んでいた人を比較したところ、仮設住宅に住んでいた人の冬場の血圧の上昇が少なかったことから、血圧を測る環境温度の違いの影響が大きいことが考えられます。

冬場は心筋梗塞や脳卒中の発生率が高まります。これは、冬に血圧が上昇する傾向があることと恐らく深い関係があるでしょう。

夏の血圧と冬の血圧がどのくらい差があるかは、人によって異なります。

一般的に、もともと正常血圧の人は差が少なく、高血圧の人ほど差が大きくなることがわかっています。女性や高齢者でも高くなり、その差はおおむね8〜10程度と言われています。

高血圧で治療中の方は、いつもどおりの薬を飲んでいても寒い時期には血圧が上がり基準値を超えてしまうことがあります。そのための対策は

・冬季間のみ降圧薬を強める

・塩分の摂取を控える

冬は血圧が上がる傾向があります(red arrow curving up)

気温が下がることや、塩分の摂取量が増えることが原因といわれていますが、はっきりとしたことはわかっていません。

ただ、東日本大震災後に被災した住宅にそのまま住んでいた人より、断熱性の高い仮設住宅に住んでいた人のほうが冬場の血圧の上昇が少なかったことから、環境の違いが大きく影響していることが考えられます(house)

冬期は心筋梗塞や脳卒中の発生率が高まりますが、血圧上昇を最小限にとどめることで発症リスクを下げることが期待できます。

【対策(!)】

① 冬の間だけ降圧薬を増やす

② 塩分の摂取を控える

③ 自宅内をなるべく暖かくする(温度差をなくす)

③についてはInstagramでも詳しくご紹介してますので、ぜひご覧ください!(red arrow curving down)

https://www.instagram.com/p/Cn1E41YLoj-/

・自宅内をなるべく暖かくする(温度差をなくす)

です。

ファミリークリニックあざみ野