女性の脂質異常症

脂質異常症は冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)と脳卒中(脳梗塞、脳出血)のリスクを高めます。LDLコレステロール値が高いほど、これらの疾患のリスクは高まります。

女性はエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンにより心臓や血管が保護されているため、心筋梗塞の発症頻度が50歳代までは極めて低いといわれています。しかし閉経後はエストロゲンの恩恵がなくなるため、LDLコレステロールはおよそ40mg/dL上昇し、50歳以降は冠動脈疾患のリスクが上昇、70歳代で男女間の差はなくなります。

合併症の有無も大切です。

高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、心血管疾患の既往

脂質異常症に加えこれらが一つでもあるとリスクは飛躍的に高まります。

自分の「10年間の冠動脈疾患発症リスク」が計算できるツールです。

ぜひ一度自分のリスクを計算してみましょう。

参照:https://calculator.jp/health/suita/ 吹田スコア

ファミリークリニックあざみ野