嘔吐直後や吐き気が強いときは食事や水分を摂るのはしばらく控えましょう。
基本的には吐いたものが喉に詰まらないように少し上体を起こして、横向きに寝かせてあげてください。のとり方や食事の再開について説明していきます。
1.嘔吐した直後
すぐに水分は与えず、口をゆすぐ程度にしましょう。
嘔吐後1~2時間経つまではのどの渇きを感じても、嘔吐が続かないことを確認してから少量ずつ再開します。
2.最後の嘔吐から1~2時間後
嘔吐がおさまったことを確認できたら、ゆっくり再開します。
スプーン1杯(5ml)程度の口を湿らす量からはじめ、10~15分間隔で5ml→10ml→15ml…と徐々に増やしていきます。
嘔吐が続いているときに水分をとると、さらに嘔吐を誘発し、より脱水になる危険性が高まるため避けてください。
水分はOS-1やアクアライトなどの経口補水液が最も好ましいですが、口に合わない場合には、スポーツ飲料やお味噌汁の上澄み、スープなど水分と塩分の両方がとれるものを選択してください。
3.食事再開
普段一度に飲んでいる量(コップ1/2~1杯程度)を嘔吐や吐き気なく飲めたら、おかゆなど消化のいい食事から再開してください。
再診の目安
・水分がとれない、ぐったりしている、おしっこが減った、顔色が悪い、口唇や口腔が乾燥しているなど脱水を疑う症状があるとき。
・嘔吐物や便に血液が混ざった。
・強い腹痛がある、排便がない。
そのほかにも気になる症状がある場合は受診してください
4.下痢があるときのホームケア
下痢の回数が多いときは、お通じと同じくらいのやわらかさの食事を目安に、徐々に普段の食事に戻していきましょう。
<下痢をしているときに避けたい食べもの>
・冷たいもの
・刺激が強いもの…炭酸飲料、香辛料など
・脂質が多いもの…揚げもの、脂の多い肉や魚など
・繊維が多いもの…根菜、海藻など
・砂糖や果糖が多いもの…ジュース、果物、お菓子など
嘔吐がない場合は、母乳やミルクは欲しがるだあげて問題ありません。
1日1~2回はおしりを石鹸で洗い流してあげましょう。おしりを拭くときはこすらずに、お湯で濡らした布でやさしく拭いてあげるとかぶれにくいです。
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