1.熱性痙攣とは
38℃以上の高熱に伴っ起こるけいれん発作
白目をむいて全身を突っ張ったり、ガクンガクンと手足をふるわせたりします。
目を見開いて虚空を見つめ焦点が合わなかったり、左右に偏っていたり、呼吸が不十分なため全身の色が悪くなり、嘔吐・失禁を伴ったりすることもあります。
解熱剤を使用しても使用しなくても、熱性けいれんの起きる確率は変わらないと考えられています。お子さんの状態にあわせて、解熱剤を使用して差し支えありません。
2.単純型の熱性けいれんの特徴
・発作が15分以内(意識の回復が良い)
・24時間以内に2回以上けいれんを繰り返さない
・左右対称の全身性のけいれん
※単純型の熱性けいれんで、知能低下や脳障害が起きることはなく60~70%は一生に一度しか経験しない
3.けいれん時の対処法
①からだを横向きにして寝かせる
…けいれん時に嘔吐することがあるため、吐いたもので気道を塞がないように横向きにします。
②けいれんの持続時間、左右対称であるか観察する
…5分以内におさまって、その後、意識がはっきりしているようであれば、受診して様子を聞かせてください
けいれんが5分以上続く、左右対称ではない、けいれん後に意識や顔色が戻らない、けいれんを繰り返す場合には救急車を呼んですぐに受診してください!
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